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トライアングル・ラブ -素直になれなくて-

第2章 出会い



列に並んで気づくと後ろは中島姫奈だった。

“た”から“な”の間はいないのか?


「ねぇねぇ。」


後ろから肩をツンツンとされたので、俺はゆっくり振り返った。


「私も、武井君のこと“裕也”って呼んでも良い?」


あまりにも可愛い笑顔を向けるので、思わず目を反らした。


「…別に。良いんじゃない。」


山Pといたときとは裏腹に、冷たく接してしまう自分に驚いた。


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