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トライアングル・ラブ -素直になれなくて-

第4章 涙



俺はその声がした方に首を回そうとした…が。


「裕也、これ食って?」

「はぁ?!」


山Pにいきなり話しかけられ、回せなかった。

俺は山Pが差し出してきた玉ねぎを口に入れ、急いで首を回した。


俺が首を回した先にいたのは、“沙織”だけだった。


「ちょっと、行ってくる。」


山Pに一言そう告げ、俺はバック整理をしている“沙織”に近づいた。

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