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わたし色の花

第9章 王子様で魔法使い


ずっと好きでした

これからもずっと
大好きです

貴方となら
あの日失った過去さえ
取り戻せる気がするんです

貴方の隣に居ると
伝えたい言葉が
溢れる気持ちの海に
溺れてしまうのです

本当は
話したいことも
いっぱいあるんです

私と同じ気持ちになって欲しいんです

ただそれが
言えないだけ

貴方を嫌いになる日なんて
来る気がしません

貴方となら
忘れたくて
何度も掻きむしった
あの日さえ
受け容れられる気がするの

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