ふたご
第2章 気になってた双丘を
「………は?」
え、何を言ってるの?
てか、史都ってこんなに
エロいやつだった…?
ふと、史都の視線がTシャツ越しに存外を主張する双丘に向けられていることに気づいた。
まさか、私のこと、双子の姉のことをそんな風に見ていたなんて…
私はサッと両手で胸元を隠す。
今日のTシャツは白くて
ブラジャーが少し透けていた。
「中学入ったくらいから、聖菜の、胸…膨らんできたの、気になってたから…」
「な、女の子なんだから当たり前だよっ//でも恥ずかしいよ…そんな、そんなお願いは、いや、かな」
「約束、破るの?」
「っ、それは……」
私は約束を破るのがだいっきらいだ。
史都め、それをわかって言ってるな…
「わかった、…好きにしてよ」
実は私、生理が近くてムラムラしてたから
あっさりOKしてしまった。