えっちな理科準備室
第7章 玩具
僕は適当な実験台を探すために放課後の校内を歩き回っていた。
「おーい!悠馬!」
背後から僕の名前を呼ぶ声が聞こえた。振り返るとそこにいたのは小学校からの腐れ縁、佐久間 翔(ショウ)だった。
彼はサッカー部に所属している。
1年生にしてレギュラー、期待の新人と言われているらしい。
「翔じゃないか、久しぶりだね」
僕と翔はこの高校に入学し、別々のクラスになってから話す機会が少なくなっていた。
「僕に何か用かな?」
「ん、いや、別に。久しぶりに悠馬の顔を見た気がしたからさ、声をかけただけだよ。ていうか、こんな放課後に何してんだ?」
「ちょっとね、考え事をしてただけさ…それより翔こそ何してるんだい?部活はどうした?」
「部活なら今日は休みだよ。スプリンクラーの点検でグラウンドが使えないんだよね、だから俺は今から帰るとこ」
丁度いい…
こいつで試そう。
僕はそう思い立つと作り笑顔で翔に言った。
「翔、もしよかったら僕の新しい発明品を見てもらえないかい?」
「おーい!悠馬!」
背後から僕の名前を呼ぶ声が聞こえた。振り返るとそこにいたのは小学校からの腐れ縁、佐久間 翔(ショウ)だった。
彼はサッカー部に所属している。
1年生にしてレギュラー、期待の新人と言われているらしい。
「翔じゃないか、久しぶりだね」
僕と翔はこの高校に入学し、別々のクラスになってから話す機会が少なくなっていた。
「僕に何か用かな?」
「ん、いや、別に。久しぶりに悠馬の顔を見た気がしたからさ、声をかけただけだよ。ていうか、こんな放課後に何してんだ?」
「ちょっとね、考え事をしてただけさ…それより翔こそ何してるんだい?部活はどうした?」
「部活なら今日は休みだよ。スプリンクラーの点検でグラウンドが使えないんだよね、だから俺は今から帰るとこ」
丁度いい…
こいつで試そう。
僕はそう思い立つと作り笑顔で翔に言った。
「翔、もしよかったら僕の新しい発明品を見てもらえないかい?」