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えっちな理科準備室

第8章 もう一人の悠馬

「ハァーーーッ!!!ハー……ゲホッ…ウェエエッ…」

僕は男子トイレの個室で吐いた。

まさか“僕”の中にまだヤツが残っていたとは…

だが…もう大丈夫だ。

今度こそヤツは消えた。
もう僕を邪魔するものはいない。


この学校の全てを支配するための準備はほぼ整った。

「ウオオオオオオオオオオ!!!!」

僕は叫んだ。

僕はこの学校の支配者となり欲望の赴くままに生きるのだ。それが僕の生まれてきた意味。

僕はトイレから出ると理科準備室に戻った。あゆみ、雪乃、翔の3人が心配そうに僕を見る。

「あゆみ!!」

僕は怒鳴るように名前を呼んだ。

「うぇっ!?…なっ、なに悠馬くん」

「脱げ!!」

「はっ…はい!」









僕は…悠馬。

この学校の支配者になる男だ。

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