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えっちな理科準備室

第8章 もう一人の悠馬

「そういう事だから、君は消えてくれ。お疲れさん」


……






僕の意識は遠のいていった。


これが数か月前に起きた悲劇。僕の軽率さが招いた結果だ。

今こうして再び“僕”の意識が蘇った理由はわからない。

だが、一つだけわかる。
“僕”は今度こそ完全に消える。

意識がだんだんぼやけていくのがわかる。この時間は最後の灯火のようなものだったのかもしれない。





みんな…ごめん…





…あゆみ


…きみが初めて理科準備室に訪れた時から____

…僕は…


______きみの事が…













・・・・

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