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えっちな理科準備室

第13章 さようなら

僕が"NJ-38"と名付けた薬、それはこの短期間の実験で急激な進化を遂げた。

インフルエンザなどのウイルスと組み合わせることで、この薬に高い感染力を持たせる事に成功したのだ。これで僕が直接手を下すまでもなくこの世界にこの薬は拡散し、僕の理想郷が誕生するのだ。

ただ、これをばら撒くにはまだ早い・・・学者も無能ではない、この薬の存在が認知されればいずれワクチンが作られ、世界中の人物がこの薬に対して抗体を持ってしまう。

そうならないためにも、全世界にゲリラ的に、しかも大量にこの薬を散布する必要があった。

焦る必要はない。
計画は順調に進んでいる・・・。

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