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えっちな理科準備室

第4章 新しい実験台

運動音痴の私は、飛んできたボールをなんとか返すことで精一杯でしたが、雪乃ちゃんは高い身長を生かし、バンバンとアタックを決めていました。

『さすが雪乃~』

『カッコイイぞ~!』

周りから賞賛の声が聞こえます。
親友の私もなんだか鼻が高いです。

しかし授業開始から約20分後、あれだけ元気に動き回っていた雪乃ちゃんの動きが止まりました。なんだか辛そうな顔をしています。

どうしたの?大丈夫?と周りから声を掛けられています。

「先生、すいません…ちょっと体調が悪いので、保健室に行ってきます」

雪乃ちゃんは苦しそうにそう言うと、体育館の出口へ向かいました。

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