テキストサイズ

えっちな理科準備室

第4章 新しい実験台

「先生!私が保健室まで付き添います!」

私はすかさず雪乃ちゃんのもとへ駆け寄りました。この前、私が同じようなことになったとき、雪乃ちゃんは保健室までついてきてくれました。今度は私の番です。

「ありがと…あゆみ、でも、一人で大丈夫だから」

そう言って雪乃ちゃんは体育館を出ました。私はそれでもついていきます。

「本当に一人で大丈夫だから、心配してくれてありがとう。でも私、保健室行く前にちょっと、トイレ行ってくるわ…あゆみは授業に戻ってて」

雪乃ちゃんは駆け足で体育館裏のトイレに向かいました。

私は、授業には戻らず、気づかれないように雪乃ちゃんの後を追うことにしました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ