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好きって言わない距離

第2章 意外な急接近

カラオケボックスから駅まで、5分くらいなのに何だかダルい。


「杉崎、しんどいなら捕まっとけ」


うわっ私、榊原君と腕組んでる。


ダルいけど嬉しい。

駅に入って電車に乗った。

一駅だけだったけど、二人で並んで座った。


榊原君は肩も貸してくれた。


榊原君、優し過ぎ。


駅から私が住んでるマンションまで10分。


体の節々が痛くなってきて、寒気もしてきた。


榊原君に抱きかかえられるようにマンションまでたどり着いた。


そこから私の記憶は途切れ途切れだ。


なんかフワフワ抱かれているような~


これって夢?


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