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好きって言わない距離

第2章 意外な急接近

「別にアイツら俺が居なくたって盛り上がってるし、
俺はカラオケってキャラじゃないだろう」


ニヤリと意味深な顔をした。


ああ内容まで聞こえてたんだ…


榊原君って地獄耳だ。


それより冗談抜きで体調が悪化してきた。


「フロントのとこのソファーに座ってろ。
俺がみんなの所に戻って事情話して、
カバンも取ってきてやるから」


「ありがとう」


なんか、嬉しい風邪かも。


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