テキストサイズ

好きって言わない距離

第18章 文化祭1

榊原君が服を直してくれた。


「戻ろう‥」


「うん」


榊原君は手を握ってくれた。


榊原君‥もし私が『いや』って言わなかったらどうしてたんだろう?


私はやっぱり榊原君だったらいいと思った。


大切にしてくれる榊原君なら‥


繋いだ手から榊原君の優しい気持ちが伝わった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ