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好きって言わない距離

第1章 メガネの下の素顔

手伝いで花壇の水やりを頼まれて
勢いよくホースを絞って撒いていた。


お~虹、虹だあ!


「…うわあっ」


「きゃあ~ごめんなさいっ!!」


なんと榊原君に思い切り水をかけてしまった。


私は慌てて水を止めて、
ポケットからハンカチを出し、榊原君を拭いた。


あ~ん、バカバカ!私ったらなんでこんな事しちゃったの~


その時だった。


榊原君が眼鏡を外し、私を見た。


「いいよ。大丈夫だから」


きゃい~ん!!


榊原君超タイプ!超イケメン。


完全にノックアウトされてしまった!


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