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好きって言わない距離

第23章 雨の日デート

榊原君が選んでくれたのは真っ白い膝丈のふんわり広がったワンピースだった。

フリルも付いていてかなり甘い…ロリータっぽい感じ。


「似合う?」


「似合う」


「本当に?」


「マジで本当に」


「人形みたい…」


「俺…好み」


「・・・・・」


榊原君の意外な好みを知ってしまった瞬間だった。


ちょっと高かったけど榊原君が俺も出すからと言ってそのワンピース買った。


クリスマスイブは私お人形になる予定です。


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