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好きって言わない距離

第25章 溢れる好き

唇が離れると榊原君は抱き上げた。


「今だな」


玄関で靴を落とされ、ベッドまで連れて行かれた。


私はドキドキが止まらない。


心拍数が上がり過ぎて今にも心臓が口から出そうだった。


でもそれ以上に私達の『好き』は先に進みたがっていた。


今…


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