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好きって言わない距離

第5章 イケメンバレる

図書室でいつものようにスパルタで、でも丁寧に教えてくれる。


メガネかけてない榊原君の顔が近くてドキドキする。


「期末まで後少しだから、家でもしっかりやっとけよ」


「うん…」


「今日なんか、元気ないんじゃないか?
また具合悪い?」


「ううん、大丈夫」


「そっか?ならいいんだけど」


「今日はこの辺で終わりにするか」


「うん、この参考書戻してくる」


私は本棚に向かった。


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