テキストサイズ

好きって言わない距離

第6章 ご褒美

榊原君に知らせよう!


急いで教室に戻った。


「ねぇ、見た?」


私は息を切らせながら聞いた。


「ああ、見たよ。頑張ったな」


私の頭をくしゃくしゃしながら褒めてくれた。


「うん!」


超嬉しかった!


バカ呼ばわりされた汚名返上だ。


「ご褒美にどっか連れて行ってやる」


「本当!?」


「ああ、息抜きになるしな」


「やったあ!!
私、プールがいい!」


「ダメだ」


間髪入れずに即ダメ出しされた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ