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好きって言わない距離

第7章 初デート

観覧車のドアが開く。


榊原君が私の腰を抱き上げ降ろしてくれた。


私はまだ頭がボーっとしていた。


「大丈夫?」


「・・・・じゃないかも」


「ちょっと刺激が強かったか」


そう言って爽やかに笑った。


「おいで…」


私の体を引き寄せゆっくり歩き出した。

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