テキストサイズ

好きって言わない距離

第7章 初デート

「じゃあな」


あっさりと帰ろうする榊原君。


「榊原君!」


「何?」


「どうしてあんな…キス…したの?」


「欲しがったから」


そうかもしれないけど…


「そうじゃなくて、榊原君の気持ち聞きたいの」


思い切って聞いた。


その言葉は予想外だった。


「ノーコメント」


・・・・・え!?なにそれ。


榊原君は歩き出し、後ろ向きのまま手を振った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ