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好きって言わない距離

第10章 繋がる心

榊原君は一呼吸置いて言った。


「美優、壊してしまいそうなぐらい好きだ」



「…私を壊して下さい」


「いいのかよ…」


「もう好き過ぎて壊れそう」


「いや、まだまだだ。覚悟しろよ」


榊原君が私の顎を上げてキスをくれた。


榊原君の愛が溢れて私に注がれる。


それは熱く甘く

前よりもずっと深く…


夕日が赤く、私は全身も赤くなり溶けてなくなりそうだった…


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