テキストサイズ

好きって言わない距離

第14章 ラブ絶好調

私はもっと近くで見たくてコスモス畑に走って近づいた。


「きゃあっ」


なんかに躓きつんのめりそうになった。


でも私は転ばなかった。


榊原君が腕掴んでくれていた。


「ったく…幼児だな」


「ごめんなさい」


ああ、またやっちゃった。


「ほら」


榊原君は手を出してくれた。


私はその手を取る。


ギュッ握ってくれた手が大きくてあったかい。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ