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星空の下。

第11章 想い。

ひょいと目の前から消えた。

『??』

ミルクティーの消えた方向へ目をやると、

りゅーちゃんが
飲みかけのミルクティーをゴクゴクと
美味しそうに飲んでいる。

『ちょっ、それ私の!!!』

すぐにりゅーちゃんの手を止めようとするが、
わざと届かないように....


「全部飲んだけど??」

ペットボトルを返したかと思ったら
中は空の状態だった。

『あー!!まだ数口しか飲んでなかったのに~!!!』

ジッとりゅーちゃんを睨むように見る。

それにしても、
なぜ急に、こんなことを...??

「そーいえば、家に明後日、晩飯食いに来いってババアが言ってた。」

『えっ!?』

驚いて聞き返してしまった。

「明後日、暇???」

『暇、だけど....』

「なら、明後日の放課後。」

そう言って、廊下へ出ていった。


ちょ、ちょっと待って!!

ってことはー....

明後日、りゅーちゃんと一緒に帰るの??


....はい。
とても、嬉しく思っています。


「...あ、....りあ!!茉里亜っっっ!!!!!!」

『へっ??』

「"へっ??"じゃないよっ!!まさか、高岡と!?」


"高岡と付き合ってんの!?"

っと柚香の目が訴えていた。

『ち、違う!!!そんな訳ないじゃん!!お母さん同士が顔見知りで....』

りゅーちゃんと幼なじみだったということは、
言うのが面倒なので伏せておいた。


「なーんだ、つまんないのー!!」

『つまらなくて、すみません。』

はぁー。
皆がいる教室で言わなくてもいいのに。。。

しかも、私のミルクティーを全部飲み干して....。


....んっ!?

周りの視線が痛い。。。

主に女子からの....。


その中に、
ミオさんの姿があった。



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