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星空の下。

第2章 最悪の再会。

6限目が始まる前に隣の人は戻ってきた。

「高岡~、どうだった??」

門川君が満面の笑みを浮かべながら聞いていた。


どうやら、隣の人は"高岡"と言うらしい...

「学校にちゃんと来いってさー。」

門川君に返事をしながら私の隣の席へと座った。

....。

何だか隣から視線を感じる...。

チラッと横を見ると
高岡っと言う人と目が合った。

「へぇー、アメリカからの転校生ねぇ。こんな可愛い子だったら、俺も学校ちゃんと来てたのに。」

ニコッと笑いそう言った。

あぁ。
前のボタンは外しすぎだし、
鎖骨の部分は赤い跡があるしー...


私は
その笑顔を無視して前を見た。

「ねぇ、シカト???てか、名前は???」

あー、うるさい、うるさい!!!

「ちょっと、高岡ー。茉里亜が困ってるよ~。」

後ろでのやり取りを聞いていた
柚香が助け船を出してくれた。

「はぁ!?まりあ???」

彼は驚いた様子だった。

「知り合い???」

柚香が不思議そうな顔をした。

『さぁ?高岡って人は知らない。私の名前は日南茉里亜ですけど...』

「日南か...。わりぃ、人違いだったわ..。」

人違いで良かったよ!!!
こんな軽い男と知り合いな訳ない。

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