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星空の下。

第3章 真実。

「あっ、茉里亜!!!」

結局、私は学校へ行った。

『ごめん。寝坊した~♪』

ニコッと笑って返事をした。

今、お昼休みで教室が騒がしい。

「お昼、食べてきた??」

『うん。食べたよ。』

嘘。
食べたくても喉を通らない。

「門川~、茉里亜が来たよー!」

教室の前で
一際騒がしい方を向いて柚香が叫んだ。

「おー!!なら、放課後なー!!!」

大きな声で返事を返した。


「後は、高岡が来ればいいんだけどね~。」

『そう、だね...』

今日も高岡君は来ていなかった。

ちょっとホッとしている自分がいた。

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