星空の下。
第3章 真実。
長い間、沈黙が続く。
カリカリとシャーペンの音がするだけだ。
「よし、できた。こんな感じでいい?」
りゅーちゃんが用紙を手渡した。
日本に戻ってまもない私は
東京のどこになにがあるのか知らず、
計画をりゅーちゃんに立ててもらった。
『いいと....思います。』
俯いたまま
彼に用紙を返す。
.....。
また沈黙が...
「ねぇ、」
その沈黙を破ったのは
りゅーちゃんだった。
「俺のこと警戒してる??」
警戒???
いいえ、気まずいだけです。
『そんなこと...ありません...』
「まぁ、同意しないかぎり手は出さないから。」
ニコッと私の方を見て言った。
手は出さないから??
何言ってるの、この人???
ガタッと席を立ち上がり
彼を見つめて言った。
『本気の恋ってしたことある?』
「本気の恋??そんなのしてたら、こんな感じには、なんねーだろ。」
あぁ。
彼の過去に"私"はいないんだ。
私だけが
引きずっていたんだ。
あの"約束"も。
不意に涙が溢れそうになった。
でも、この人の前では泣きたくない。
『サイテー....』
彼に聞こえるか聞こえないかぐらいの
声で呟いた。
そのまま
教室を後にした。
私達の過去には何もなかった。
ただのお隣さんだっただけ。
それが
この"現実"であり、"真実"。
りゅーちゃん...
一緒にいたときから大好きだったよ。
離れていた間も。
私にとって
りゅーちゃんが本気の恋でした。
カリカリとシャーペンの音がするだけだ。
「よし、できた。こんな感じでいい?」
りゅーちゃんが用紙を手渡した。
日本に戻ってまもない私は
東京のどこになにがあるのか知らず、
計画をりゅーちゃんに立ててもらった。
『いいと....思います。』
俯いたまま
彼に用紙を返す。
.....。
また沈黙が...
「ねぇ、」
その沈黙を破ったのは
りゅーちゃんだった。
「俺のこと警戒してる??」
警戒???
いいえ、気まずいだけです。
『そんなこと...ありません...』
「まぁ、同意しないかぎり手は出さないから。」
ニコッと私の方を見て言った。
手は出さないから??
何言ってるの、この人???
ガタッと席を立ち上がり
彼を見つめて言った。
『本気の恋ってしたことある?』
「本気の恋??そんなのしてたら、こんな感じには、なんねーだろ。」
あぁ。
彼の過去に"私"はいないんだ。
私だけが
引きずっていたんだ。
あの"約束"も。
不意に涙が溢れそうになった。
でも、この人の前では泣きたくない。
『サイテー....』
彼に聞こえるか聞こえないかぐらいの
声で呟いた。
そのまま
教室を後にした。
私達の過去には何もなかった。
ただのお隣さんだっただけ。
それが
この"現実"であり、"真実"。
りゅーちゃん...
一緒にいたときから大好きだったよ。
離れていた間も。
私にとって
りゅーちゃんが本気の恋でした。