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星空の下。

第1章 流れ星。

「じゃ、行くよ?」

教師になったばかりであろう先生に聞かれ、

『はい。』
と返事をする。

ーーーガラッ

「今日は、転校生を紹介します。入ってきて~!」

教室がどよめくのが、廊下まで聞こえた。

よしっ!
いってやるっっ!!!

『日南 茉里亜(にちなん まりあ)です。アメリカから来ました。日本に9歳まですんでいました。よろしくお願いします。』

拍手と同時にクラスがザワザワとなり始めた。

(帰国子女じゃん~!)

(英語ペラペラ!?)

(男子!鼻の下を伸ばしてんじゃないわよ!!)

(うるせー、女子!!!)

「はいはい、みんな静かにー!!」

先生が手をパンパンと叩いた。

「日南さんは、窓側の1番後ろの席に行って。」

『はい...』

「それじゃー、SHR を始めるよー。」

みんなの視線は
先生ではなく私に向けられたままだった。

はぁ~。
これだから、転校生は嫌だったんだよねー...。

窓側の席についた。


あれっ?
隣の人は休みなのかな??


空いた席を見つめ
ふとおもった。

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