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星空の下。

第6章 本当のキモチ。

降り始めた雨は
本格的に強くなってきた。

ずぶ濡れになっている
私とりゅーちゃん。

今夜誘ったあの女の子は空気を呼んで
どこかに行ってくれた。

「茉里亜、話を聞いてくれ。」

彼はそう言い
私の腕を掴んだ。

『触らないで!!!』

バッと手を振り払う。

『りゅーちゃんは、汚い!!!汚い!汚い!汚い!!』

今までのモヤモヤを晴らすように叫んだ。


そのまま、
振り返らず1人ホテルへと向かった。

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