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星空の下。

第6章 本当のキモチ。

「高岡、容姿は怖いかもしんないけど、根は優しい奴だから。」

あれ?
りゅーちゃんのこと庇ってる??

門川君は私の隣へと座った。

「あいつさ、まだ初恋を引きずってるんだぜ?純粋すぎるだろ??」

えっ?
今、何て言ったの???

『でも、いろんな女性と...』

「あー、それはね~...。でも、その初恋の人が現れたら、あいつは100%と変わるよ。」

1番重要なことがいつも聞けない。

いや、聞きたくないんだ。

私が逃げているから。


りゅーちゃんの本当のキモチが知りたいよ。

『う゛っ...』

沢山のことが頭を駆け巡り
それは涙へと変わった。

「えっ!?いや、あの!!!」

私の泣いている姿を見て
門川君がオロオロし始めた。

『えっ?』

気付けば
彼の腕が私の頭を包んでいた。

彼を見上げると
赤く頬を染めている。

あ。。。
門川君の心音だ...。

なんたが心地い。

意識が......

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