テキストサイズ

星空の下。

第9章 最初で最後。

そっと唇を離す。


初めてのキスは涙の味がした。


「茉里、亜...」

りゅーちゃんの顔は
戸惑っているような顔だ。


そうだよね。

いきなりキスをされたら
誰だって驚くよね....。



『りゅーちゃん...』


ギュッと背中に手を伸ばす。

りゅーちゃんも
それに答えるように私を包み込む。


今だけは....

好きでいさせて下さい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ