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愛しい人~テニプリ~

第4章 #4

『あ、もしかして…邪魔しちゃった?』



あきらかに動揺している英二先輩。



『別に邪魔じゃないですよ?ただ、越前は俺のものだから、手出さないでくださいよー?』



肩に腕を回した桃先輩がとんでもないことを言う。


『なっ…お、俺は…邪魔なんてしないしっ!』



勢いよく、椅子から立ち上がり、そのまま部室を出る英二先輩。



『英二せん…』
『追いかけるなよ』


桃先輩に腕を掴まれる。


『離してください』

『やだ』



やだって…子供じゃないんだし。

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