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愛しい人~テニプリ~

第4章 #4

『英二先輩、寝てんの?』


『そうみたいっすね』




心臓がドキドキと落ち着かないけど、なるべく平然を装って答える。



『そうなんだ。なぁ…越前って、英二先輩のことが好きだったりして?』



えっ?
何、言って――。



『さっき、英二先輩に近づいて何かしようとしてなかった?』



あれ?やっぱりバレてた?




『それとも俺の勘違い?』




そう言って、近づいてくる桃先輩に気づいたら、キスされてて。



そんなタイミングで英二先輩は目を覚ました。

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