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愛しい人~テニプリ~

第2章 #2

元々、料理するのは好きだった。
共働きの両親の代わりにご飯をよく作ってたし。

だから、高校卒業してすぐにこの店に就職した。




「はい、ラスト!」



閉店ギリギリ。
土日はそれが当たり前となっている。



「お疲れ~」


着替えてから店を出て、友人と缶コーヒーで乾杯が日課。


「英二、明日は?」

「やっと休みー!1週間働っきぱなしだったんだよ!?」


仕事は好きだけど、休みも欲しい(笑)


「いいねぇ♪彼女とデートでもすれば?」




「あのねぇ…彼女いないの知ってるだろぉ」


友人を横目で睨みながら言ってやった。

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