 
あなたが幸せなら、それでいい。
第10章 翔へ
あたしは翔の背中ばかり見てきた。
追いついた と思ったら
すぐに離れていく。
翔の隣を歩きたいのに。
あなたはいつも あたしを置いていく。
すれ違い多いし、お互いの将来の夢は
2人一緒にいるには無理なものだし。
だけど、あたしは
あなたのことがずっと好きです。
どんなに突き放されて
会えなくなったとしても。
もし 将来、2人別々の道を
あなたが選んだとしても、
あたしはそれでいいと思う。
だってあなたには、ほんとに
幸せになってもらいたいから。
これから、あたしたちの関係が
どうなるかわからないけど。
あなたが幸せなら、それでいい。
 
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