テキストサイズ

私だけを見てよ。

第7章 崩壊。



『基臣だよ』



その一行のメールにドキッとした絢美。

もしかして、自分は基臣を意識しているのか?

自分の胸に問いかける。

会いたい。基臣に会いたい。



気付けば、あの日のようにお気に入りの洋服を

クローゼットから出している絢美。

無我夢中で準備して、待ち合わせのあの場所に急ぐ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ