テキストサイズ

私だけを見てよ。

第7章 崩壊。



あの日と同じ、19時。

イルカの像の前で絢美と基臣は再会した。

再会と言っても職場では会っている。

だけどなんだか恥ずかしいような、

不思議な感覚に陥っている絢美。



『…行こうか』



そう言い、基臣は絢美の手をとった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ