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私だけを見てよ。

第9章 事実。



2人は寄り添ってベンチに座る。

いつも並んで座ってたベンチ、絢美の大好きな場所。


だけど、あの話を耳にした日から、

絢美にとっては悲しい場所になった。


今日、絢美は関係を終わらせるつもりでいた。


『あの…』


基臣が先に口を開いた。

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