契約彼氏
第4章 *イメチェン..
「本当にありがとうございました!」
『これでバッチリだね!』
「え?」
夏目くんからカバンを受け取りながら、由季奈さんの言葉に首を傾げた。
『すぐに連絡しなね?元彼に!』
「ちょ、由季奈さん・・・!」
「元彼?」
『陽飛には内緒~!
さっ、美玲ちゃん早く帰って休まなきゃ!
オール明けはお肌に悪いんだから!』
由季奈さんに背中を押されて、お辞儀をしながら美容院を出た。
「元彼って何すか?」
『あんなに可愛い子を振るなんてバカな男だねぇ。今に後悔して泣きつくよ。』
「・・・・・」
『さっ、仕事仕事♪』