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ロドン「試したい事があるから」



ﾗｯﾁｪﾙは仕方なく自分の水分補給袋の中を捨てて海水を汲み上げてきた



ﾗｯﾁｪﾙ「はいっ！汲んできたぜ？でっ何をするんだ？」



海水を受け取ったロドンは海水を女の子の身体全体にかけた



ビシャ



ﾗｯﾁｪﾙ「おっおい」



女の子に海水を与えると身体の動きが活発化していた



ロドン「……コイツは姿が人間だが姿を確認しても人間には付いていない物があるし、もしかすると新種の魔物かも知れない」



ﾗｯﾁｪﾙ「だったら今の内に殺したほうがいいんじゃねぇか？」



ロドン「いや待て、コイツが起きてからしばらく様子を見ておこう、その後で判断すればいい」



ﾗｯﾁｪﾙ「そうだな、いきなり気絶してる奴に息の根を絶やすのは止めておこう」



その後、二人は海水を汲んでは女の子の身体にかけていた



それが次の朝までかかっていた事に気付くまで



夜が明ける空はまだ薄暗かったが灯かりが泣くとも周辺は見渡せるほどだった



二人はとりあえず女の子に海水を与えながら海岸付近を歩いて知り合いの家まで歩いて行く