『人外娘系』第39章「お嬢様娘Ⅱ『脱走×強引×後編１』」　316ページ

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人外娘系

第39章お嬢様娘Ⅱ『脱走×強引×後編１』

その時には既に城内の兵士達は不味い料理のせいで混乱していた為、サフィはスムーズに移動する事が出来た

そして誰かが壁を破壊したのか分からないが人が通り抜けるくらいの穴があった為、サフィはそこから脱出し、森の奥深くまで逃げて助けが来るのを待っていたのであった。

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夜の森は風が強く、冷たい風がサフィの身体に染み渡る

サフィ「ううっ……寒いなぁ～、逃げた時には気が付かなかったけどハーフコート一枚じゃ寒い……」

ぶるぶる………

サフィは引き返そうとしたが完全に迷ってしまった為、動けない状態であった

その頃、本拠地に乗り込んだガバスは城内にいる敵が全くいない事に気が付いた

ガバス「罠か？しかしそれにしても変だな？城外に見張りもいなかったし、一体何が起きていると言うのだ？」

その時、ガバスはふと足を止めた

ガバス「…………」

天井から微かに足音が聞こえた

カシャ
カシャ
カシャ

爪を引っ掻いた音が聞こえた為、ガバスは構えた

カシャ
カシャ………ピタッ

動きが止まった