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桜の夢

第14章 一歩

→SIDE 心愛

結局、熱が下がって動ける様になるまで丸3日かかった。

その間、小百合や流星、珠理、誠司君など色んな人からメールが来た。

皆、心配してくれてるんだなぁ…

自分を支えてくれる人の多さにちょっと感動。

ただ…真緒ちゃんからは一切連絡がこなかった。

あの行為は裏切られたものだと思ってたけど、冷静になって考えると、あの時逃げださずにもっときちんと話を聞けばよかったと思う。

でも、こっちから連絡するのは何か違う気がしたし、する勇気も無かったからしなかった。

それとなく小百合に聞いてみたけど「そこは自分で確めな」と言われてしまったので分からずじまいだった。

そして、あの日から4日後。

私は久々に登校した。

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