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桜の夢

第15章 変身

「へぇ~心愛、流星君が好きなんだぁ~」


小百合はニヤニヤしながら言った。

私は赤くなった顔をそらした。

今日は昭和の日―。

あの日から嫌がらせはほんとに無くなって、毎日楽しく過ごした。

勉強―は楽しく無かったけど、バイト―もそんなに楽しく無かったけど(笑)
皆と楽しく過ごした。

そして世間様でいうゴールデンウィークの頭。

前々からもらっていたバイト休み。

私は約束通り、小百合とちょっと遠出してショッピングに来ていた。


「心愛から誰かが好きって聞くの初めて!しかも流星君ってのがまた…ねぇ…」


私が"流星が好き"という話をしてから、小百合はニヤニヤしっぱなしである。

私は顔を赤くするしか出来ない。

あぁ…逃げたい…

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