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桜の夢

第15章 変身

―その次の週。

今日は久々に学校のある日である。

休みの間はあの日以外、バイト、バイト、バイト…。

休みでも嬉しくない。

だから休んだ気なんてしなかった。

むしろすっごく疲れた(笑)

久々の学校―結構緊張する。

だが、この緊張は久々だからではない。


(やばい…おかしくないかな…?)


私は開店前の店のガラスで自分の姿を確認する。

そう…今日はあの日の買い物の成果を試す日。

小百合に言われて色々としてみたのだが、始めてだから出来てるのかどうかも分からない。


(やっぱ変な気がする…もう、帰りたい……)

「心愛~!!」


噂をすればなんとやら、振り返ると後ろから小百合が走ってきた。

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