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桜の夢

第15章 変身

→SIDE 流星

「流星、おっつ~」

朝練後、誠司が俺の教室にやって来た。


「お疲れ。どうした?」

「いや、別に用はない。ただ遊びに来ただけ~」


そう言いつつ誠司は俺の前の席に座る。

だからそこは、心愛の席だって!

お前が座るな!!


「そういえば、小百合ちゃんからのメール見た?」

「間瀬からのメール?」


俺は首を振る。

少なくとも朝練前に見たときには来ていなかった。


「見てみ。30分くらい前に来てるから」


なんかニヤニヤしてる誠司。

不思議に思いつつ、俺はメールをチェックした。

すると言われた通り、間瀬からの新着メールが1通あった。

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