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桜の夢

第17章 後悔

しばらく沈黙が続いたが、私が先に恐る恐る口を開いた。


「ねぇ流星。これ何味?」

「…」


流星は答えない。

それどころかこっちすら見ない。


「流星?」

「………」


あ、これは無視してるんだ。

流石に少しイラついたので、流星の腕を引っ張った。


「ねぇ!!」

「………チュッパチャプスのストロベリークリーム風味」



………………はあ?!



「チュッパチャプス?!ジュースなんてあるの??」

「コンビニにあったんだよ」


流星はこっちを見なかったが、答えてくれた。

相変わらず、不機嫌だったけどね。


「よくこんなの買ったね…」

「俺は美味しいと思ったから勧めたんだよ。てか、そんなことよりさ―――」

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