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桜の夢

第3章 接点

→SIDE 心愛

翌日。

登校すると小百合の姿は無かったが、流星はもう登校していて自分の席に座っていた。

そして、流星の前の席、つまり私の席に見知らぬ男子が座っていた。

見知らぬ男子が同じクラスなのかは、私にはまだ分かんないけど。


「心愛、おはよう」

「あぁうん。おはよ」


私に気付いた流星は挨拶をし、その男子を席から追っ払った。

私はその男子に「ごめんね」と言いながら席に座る。


「いや、こっちこそ申し訳ない。俺、4組の山口誠司。流星と同じ野球部なんだ。よろしく」

「よろしく。私は「知ってる。東城心愛ちゃんでしょ?」


へっ?なんで?

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