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桜の夢

第22章 桜の夢

ピピピピ…ピピピピ…

部屋中に目覚ましが鳴り響く。


「ぅん―……」


私は布団からはい出して目覚ましを止める。

そして起き上がり、窓のカーテンを開けた。

今日は快晴だ。

既に夏が直ぐそこまで近づいており、太陽の位置もだいぶ高い。

そんな空を見ながら今日見た夢のことを考える。

そう、流星と出会ってから今までのこと―。

楽しいことも、辛いこともいっぱいあった。

でもどれが欠けても、今の私達は存在しないだろう。

それだけ大切な毎日だった。


「よしっ!今日も頑張ろうっ!!」


私は気合いをいれて、着替え始めたのだった。

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