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桜の夢

第4章 鈍感


今日も流星と色々話した。

どうやら私は、同じ委員会だったこともあったようで、そこで隣の席になったりしていたらしい。

全然知らなかった…。

私ってほんとに人に対する記憶力ないなぁ…。


「そういえばさぁ」

「ん?何?」

「心愛って彼氏いるの?」

「…いないよ」

「今までは?」

「……いないよ」


この手の話題は嫌いだ。

嫌なことを思い出すから。

だから逆に聞いてみた。


「そういう流星はどうなの?」


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