テキストサイズ

桜の夢

第4章 鈍感

いきなり声をかけられて、思わず変な声が出る。

振り返ると流星がいた。


「ごめん。驚かせた」


少しバツの悪そうな顔をする流星。

1日に2回も変な声を聞かれてしまった。

ちょっと恥ずかしい…。


「今日もまた自主練?」


照れながらも、もう忘れてと言う意味も込めて話題を変えた。


「そんなとこ」


流星はまたにかっとした笑顔で笑う。

なんか流星っていつも笑顔だなぁ。

そういうのって羨ましい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ