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桜の夢

第6章 満開とハイチュウ


公園に入ると桜は満開だった。

辺り一面ピンクで、風が少し吹くだけで花びらが舞い散る…そんなうっとりするほど綺麗な景色だ。

そんな中、流星はベンチに座っていた。

その横顔がなぜか凄く綺麗で、かっこ良くて、思わず見とれてしまう。

あれはほんとに流星…?


「心愛?何、固まってんの?」

「えっ?」


流星が入口付近で突っ立ってた私に呼びかけた。


「う、ううん!何でもないよ!」


私は慌てて流星の隣まで行って座る。

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